|
-
心身の健康を回復するためには、まず日常の生活リズムを安定させることが重要です。そのために、生活の基盤となる睡眠・食事・運動を規則正しく習慣化していくことを目指します。
-
日常生活の行動記録表をつけることから始め、それをスタッフとともに振り返り、生活習慣の改善点や、取り入れられる工夫などを検討していきます。
-
※利用開始後も体調不良などにより通所が困難な利用者さまは、リモートによる生活安定サポートも実施いたします。
|
|
-
メンタルヘルス不調による休職・失職期間中は、体力も低下しています。将来的に安定して働き続けるためには、それに必要な体力を回復させることも欠かせません。
-
通所そのものが通勤のためのトレーニングになっていることに加え、有酸素運動を中心とした運動プログラム(トレーニングマシンを使ったサーキットトレーニングなど)で基礎体力の回復を図ります。
|
|
-
病気の状態から健康を取り戻し、再発・再休職を防ぐためには、自分の病気について正しく理解しておく方が良いでしょう。
-
正しい病気の知識は、自身の症状を理解することや、適切な治療を受けることへとつながっていきます。
-
スタッフが作成したテキストをもとに、病気・服薬・治療などについて理解を深め、心身の健康を維持していくためのセルフケアを身につけます。
|
|
-
公認心理師など、専門の国家資格を持つスタッフが実施する心理療法です。
-
メンタルヘルス不調の背景には、人それぞれにある物事の見方や考え方(認知)が影響しています。自分の認知が不安や恐怖をより強めていないか、そのせいで回避的な行動が増えていないか、といった不調とつながる悪循環をスタッフとともに分析していきます。
-
また、不調の背景を分析するとともに、今後の自分を楽にさせるような、新たな見方や考え方も検討していきます。
|
|
-
復職・就労の過程では、ともに復職を目指す仲間がいることはとても大きな支えになります。
-
それぞれの経験を通じてコミュニケーションを図り、他者との共通点や違いを理解していきます。このような相互交流を通じて、自身の対人関係上の特徴や、より円滑なコミュニケーションスキルを検討するとともに、さらに自己理解を深めていきます。
|
|
-
ストレスマネジメントでは、まずストレスに気づくことが重要ですが、日常生活では意外と自分のストレス要因を見過ごしがちです。
-
ストレス要因の見過ごしは、ストレス反応を抱え込んでしまうことになるため、しっかりとストレスに気づいて対処していくことが必要です。
-
自分にとって、どのようなことがストレス要因になっているのか、そのせいでどのようなストレス反応が生じているのか、それに対処するためにはどのような方法がありうるかなど、ストレスへの対処方法を総合的に検討していきます。
|
|
-
休職によって業務から遠ざかっていること自体が、復職への不安を高めてしまいます。ですから、体調が安定して復職を考え始める時期には、実際の勤務を想定したトレーニングを経験しておくことも必要です。
-
それぞれの業務に関連するPC作業やeラーニング、学習課題などを設定し、業務遂行機能の回復状況や疲労感などをセルフモニタリングしながら復職に備えます。
-
また、復職時にテレワークがある方や、テレワークの練習をしておきたい方には、在宅での課題を設定してテレワークトレーニングも行います。
|
|
-
これまでに進めてきた疾病理解や休職要因分析、ストレスマネジメントなどを総合して、一人ひとりの再発予防策をレポートにまとめます。
-
休職・失職に至った経過をまとめることによって、復職・就労後のセルフケアをどのように継続していくかが具体化されていきます。
|
|
-
復職に向かう過程では、会社には相談しにくいプライベートな悩みが生じることもあります。
-
スタッフはカウンセリングをはじめとする個別相談にも対応していますので、グループワークだけでは解消できない悩みごとも、ぜひご相談ください。
|
|
-
復職したといっても、業務内容や対人関係で悩みが生じないわけではありません。
-
復職後も、安定して仕事を続けていくためにフォローアップの相談やグループワークを行います。
|